たとえば日本にいる外国人労働者はどうであろう。ラーメン屋などで働いているバングラディシュやパキスタンの人たちは、みんなちゃんと日本語を話して仕事をしている。彼らは、話せなければ仕事がもらえない。だから、必死になって日本語を覚える。つまり、それぐらいの覚悟がこれからは必要なのである。それができないというのであれば、どこの国が相手でも負けるしかないだろう。不況、不況と大騒ぎしても、それでも国際的な比較で見れば、日本はまだ幸せすぎるぐらいの状況である。
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雇用環境においても、失業率がここ数年で急に高くなったとはいっても、ヨーロッパなどのそれと比べればずいぶん低い水準である。その意味では、日本のビジネスマンの安定は「今のところは保たれている」といえよう。しかし、それは間もなく終わるだろう。長い間独特のシステムでやってきたこの国にも、世界の動きと同じく実力主義の波が押し寄せている。それに伴い、人材の流動化はこれからが本番だ。今起こりつつある就業構造の変化は時代の大きな流れによって結果しているものである。企業の大小を問わずビジネスマンはすべて、否応もなくこの流れに巻き込まれていくのである。